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士幌線跡 アーチ橋梁群 [旅行・出張]

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帯広ドライブの続き、、

前回記事の広尾線同様に帯広駅を基点とし、大雪山系の麓である
十勝三股を結んでいた士幌線の廃線跡めぐり。

旧国鉄士幌線(1987年廃止)の廃線跡は、写真の様なアーチ橋が
山間部に多数残されているので、見当を付けやすい。


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とはいえ、リニューアルした帯広駅周辺は根室本線の軌道も
今や高架橋になっており、士幌線当時の面影などは全くない、、

士幌線は写真の根室本線に暫く並走し、その後、写真の右方面へ
逸れて十勝川を渡り、十勝平野を縦走していた。


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帯広から国道241号線・足寄国道を上士幌方面へ向かうが、
広尾線同様、平野部の軌道は殆ど畑に変わっていて、しかも
雪も残っているので、どこが廃線跡なのか見当がつかない、、

唯一、この辺が軌道だったのではないかと思える地点が上の
写真だが、根拠は不自然に延びていた送電線が鉄道軌道に
よくありそうな感じだったってことだけ、、

旧駅舎などは、鉄道公園化されている様だが、殆ど下調べも
しないままの思い付きドライブだったので、旧駅がどこかも
わからず通過してしまった、、


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上士幌から国道273号線・糠平国道へ逸れると、程なく山間部に入る。

アーチ橋の案内看板を見つけてクルマを停めると、そこが士幌線
の廃線跡である第3音更川橋梁だった。


第3音更川橋梁
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1936年(昭和11年)に完成した、このアーチ橋は、士幌線の
中でも最も古いアーチ橋らしく、川を跨ぐ部分は32メートルの
大アーチとなっており、国指定登録有形文化財にもなっている。

士幌線に鉄橋よりもアーチ橋が多いのは、国立公園内の為に景観を
考えての事と、材料の石が現地調達出来る点からの採用だったらしい、、


糠平第2陸橋/落石覆い/下の沢陸橋
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続いて廃線跡は、国道から見て左手の谷の上部に姿を現した。

左から鉄橋の糠平第2陸橋、落石覆い、そしてアーチ橋の下の沢陸橋で、
廃線跡はこの後トンネルに入り国道より離れてゆく。

この写真をよく見ると、樹木に隠れて判りづらいが右下にもアーチ橋
が見える。


旧線 第2音更川陸橋
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前の写真の右下部をズーム。

実は士幌線は、この先の糠平ダム建設に伴い軌道がダム湖に沈んだ為に、
1955年(昭和30年)に軌道を変更しており、前述の第3音更川橋梁を
渡った直後あたりから旧線と新線に分岐している。 ちとややこしい、、

谷の上部に見えた下の沢橋梁が新線で、この写真の第2音更川陸橋は
旧線の廃線跡となる、、

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国道のトンネルを抜けた辺りから、下の沢陸橋方面を望む。

実は旧線跡の第2音更川陸橋があったので、新線跡の下の沢陸橋は
後日写真を整理するまで、林道か何か道路だと思っていた、、

しかし、この谷の軌道跡にSLでも走って来たらカッコいいだろうな、、


旧線 第4音更川橋梁
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新線はトンネル中なので、こちらは旧線の第4音更川橋梁。

ここは、アーチ橋+鉄橋という構造で、両サイドのアーチ橋は
残されているが、川を跨ぐ鉄橋部分は撤去されていた、、


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第4音更川橋梁をズームしてみると、線路の盛土(路盤)より
若い樹木が生えているのがわかる、、

士幌線廃止から23年経つが、それ以前に廃止されていた旧線の
このアーチ橋は、使われなくなってから50年以上経過しており、
木が生い茂るのも納得がゆく、、


不二川鉄橋跡
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その後、国道より大きな糠平ダムが見えて来ると、旧線跡は湖底に
沈んだ旧糠平駅を目指し、トンネルの連続でこの区間をパスした
新線跡が糠平湖畔に現われる。

不二川という少し大きめの川から糠平湖畔方面を望むと、至って
普通のコンクリート橋が見え、廃線跡かと思ったが、これは
旧国道の橋梁で、廃線跡は更に湖畔側を長い鉄橋で渡っていた、、


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ズームしてみると、旧道の向こうに不二川鉄橋の橋桁と、
それに続く第6糠平トンネルの跡が見えた、、

このトンネルを抜けると、間もなく新線の糠平駅となる。


三の沢橋梁
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糠平の温泉宿やらスキー場やらの、ちょっとした集落を抜けると、
士幌線はこの後、十勝三股方面へ向かい湖畔の左手を走って行くが、
実は糠平から十勝三股までは1978年(昭和53年)に先行して
廃止になっていたらしい、、

つまり、糠平より先の区間に存在する、写真の三の沢橋梁も
32年前から使用されていない橋梁ということだ、、


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しかし、現在では橋に柵を設けて遊歩道化されていた。

ぜひ渡ってみようとクルマを停め、深い雪を掻き分けて
アーチ橋に向かったが、積雪が多く柵が意味を持たない為、
危険に付き通行禁止、、


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この日は、平野部こそ青空も広がり穏やかな天気だったのだが、
山間部に入るにつけて雪が振り出し、この辺りではかなり強く
雪が降っていた、、

廃線跡を利用したトロッコ列車があったが、天候不良の為に
運行中止、、乗ってみたかった、、、


その後も士幌線廃線跡は続いて行くが、長くなったので
今回はおしまい、、連休中には続きをアップしたい、、

写真とテキストでは廃線跡やアーチ橋などの位置関係が
解りづらいと思うので、Google Mapにマーカーを付けて
アップしました。

興味のある方は下の航空写真に写っている廃線跡を
スクロールして追っかけてみてください、、



より大きな地図で 士幌線廃線跡 位置関係 を表示


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愛国から幸福へ [旅行・出張]


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帯広ドライブの続き、、

近年の廃線跡ブームも手伝ってか、自分も少し廃線跡
めぐりに興味を持った。

廃線跡めぐりの聖地といえば、それぞれ帯広を基点とし、
愛国から幸福で有名になった旧広尾線と、現在でも山間部に
残るアーチ橋梁群で有名な旧士幌線だ。


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本来なら、現在では自然に戻りつつある軌道跡を、
僅かな手がかりを頼りに、探して巡るのが正しい
廃線跡めぐりなのだろう、、

しかし、札幌滞在中とはいえクルマで5時間かかる
帯広まで、そう足繁く通う事も容易ではなく、
観光地化された旧駅舎を訪れるに留まった、、、


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そんなわけで、まずは帯広より10キロほど南下し、
旧国鉄広尾線の愛国駅跡を訪れた。

愛国から幸福行きの切符でお馴染みのこの駅は、
現在も駅舎は残され、ちょっとした鉄道資料館
となっており、ホームには機関車も展示されていた。

が、この日は残念ながら雪の為に、機関車は
ブルーシートで覆われていた、、、


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駅舎の中の様子。

現役時に使用されていたであろう、構内配線図や1987年の
広尾線最後の日の最終列車のモニュメントが展示されていた。


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こちらは信号関係の機械?? 

レトロな機械類を見ていると、それが何かも理解してないのに
哀愁めいたものを感じてしまう、、


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その他にも、現役当時使用されていた備品の数々が展示
されていた。

切符の発券機もあったが、実はこの駅は1974年より無人駅
となり、切符は駅前の売店で売られていたそうな。


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続いて、更に10キロほど南下し幸福駅跡へ、、

愛国駅前はそれなりに民家も多かったが、こちらは
畑の中にポツンと存在し、駅舎も簡素な小屋で、
とても幸福そうには見えない佇まいだった、、、


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こちらも観光地化されて、駅近くには立派な駐車場が
あり、ホームには今にも走り出しそうな程よく整備された
列車が展示されていた。

因に「愛国から幸福」行きの切符は、廃止の9年前の時点で
10,000,000枚を発行していたそうな。


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幸福駅跡の傍にあった、その名も「幸福神社」、、

やはり「幸福」という地名は人々を魅了するのか、
村の鎮守的な小さなこの神社にも、立ち寄るクルマが
多かった、、


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愛国駅と幸福駅の間にあった大正駅跡。

こちらも交通公園化していたが、やはり隣りの両駅ほどの
インパクトが無いのか、観光客を見かけなかった、、

広尾線は、この他にも「新生」から「大樹」駅とか、
縁起の良さそうな名前の駅が多かったらしい。


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帯広へ戻って夕食にしたのは、帯広名物である豚丼、、

帯広駅前にある、この「ぱんちょう」という店は、
豚丼の元祖として有名な店で、時間によっては行列も
できる人気店だそうだ。


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ご飯が見えないどころか、ドンブリからはみだした
十勝産の豚ロース肉は、意外とあっさりしていて、
ガッツリ食べられた、、

豚丼ってあまり普段は食べないけど、この豚肉の
カリッとした歯ごたえは癖になりそうだった、、


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この日戴いたのは、スペシャルに値する「華」だが、
以下は「梅」「竹」「松」の順番で値段が変わる、、

梅の方が上扱いなのは、この地方のローカル・ルールかと
思い、店員さんに尋ねてみたら、この店のおかみさんが
"梅さん"ということで、ドメスティック・ルールらしい、、、


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然別湖コタン アイスバー [旅行・出張]

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帯広郊外にある然別湖へドライブ、、

湖面が氷結する冬期間に開催される然別湖コタンは、
以前より訪れてみたかった場所。


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凍った湖面に数々の”イグルー”と呼ばれる氷の家が現れ、
トップ写真のアイスバーやコンサートホールなどもある。

因に「コタン」とは、アイヌ語で「集落」の意。


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イグルーを外から眺めると、秋田の横手で観た、かまくら
位の大きさかと思っていたが、中に入ると結構広い、、

写真はコンサートホールだが、ちょっとした駅前ステージ
くらいの広さはある、、


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続いて過去に訪れた同僚の写真を見て、絶対に
訪れてみたかったアイスバー。

カウンターから酒棚まですべて氷で出来ており、
ビールジョッキやカクテルグラスも氷製、、


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本当は氷のグラスでお酒でも飲みたかったのだが、
悲しいかなドライバーなのでホットラテで我慢、、

ドリンクは酒類もソフトドリンクもすべて500円均一
と良心的で、イグルー内はもちろん暖房など無いものの
とても暖かいので、泊まりで来ていたら深酒しそう、、


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こちらはラウンジの様子。
テーブルも椅子ももちろん氷で製作されている。

然別湖の透明度の高い氷を切り出して作られた
イグルー内に差し込む外のあかりが雰囲気を演出する。


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こちらはシアター。 然別湖コタンの出来上がるまでを
ドキュメントで放映しており、思わず見入った、、

スクリーンがキラキラしているので、傍まで寄ると
当然の様にスクリーンも氷製だった、、


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その他にもアイスチャペルなどのイグルーが点在している
はずだったのだが、暖冬の影響とシーズン終盤という
ことで、撤去済みだった、、

正面に見える天望山は別名「くちびる山」と呼ばれ、
なるほど上唇の様な形に見えるが、氷解して湖面に
写し出されると下唇が現れ「くちびる」が完成するらしい、、


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氷上には露天風呂(温泉)もあり、入る気満々だったが、
写真こそ人の居ないタイミングで撮影しているものの、
実際は連休中で観光客が多く、ちと入る勇気が涌かなかった、、

先に入ってたオジさんを見た女性グループが、写真くらいは
撮りたいけど、さすがに近づけないとボヤいていたので、
オジさんはすぐ出たけど自分達も写真だけにした、、、


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でも氷結湖上の露天風呂なんて珍しいので、
また訪れる事があれば早朝か専用時間を狙って
入ってみたい、、

この然別湖コタンは毎年1月下旬から3月末までの
開催なので、今シーズンは既に終了したけど、
来冬の帯広旅行を計画されている方にはお薦めです、、


<補足>
アイスバーでの記述でドリンク500円均一と
記しましたが、氷製のグラスは別途500円かかる
そうで、当然素手では触れませんので手袋の用意
が必要です、、

また、外気温が−10度とかだったのでイグルー内は
暖かく感じましたが、長居すれば当然寒いです、、


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冬の峠道 [クルマ・道路]


札幌滞在中の3連休を利用して帯広〜層雲峡方面へドライブ。

札幌から帯広への最短ルートは悪名高き日勝峠を抜ける、
国道274号線を通るルート。

(撮影はすべて同行者によるものです、、)

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日勝峠は道央〜道東を結ぶ重要幹線であるが故、大型車の通行が多く、
また気象変化による悪条件も重なり事故の多発地帯として有名、、

特に凍結路面となる冬場は、wikiによると、世界でもトップクラスの
厳しい峠であると指摘されている、、

そんな話を聴くと行って体験したくなるアホな自分は、日高町で
日勝峠を嫌って迂回する賢明な車列を横目で見ながら峠に向かう、、


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この日の路面は所々アイスバーンとなっているものの、湿った雪の
おかげで基本的にウェットだったので、返って飛ばすクルマが多く
80〜100キロくらいで流れており、いつでも事故れる状況、、、

しかも、トンネルや覆道内はブラックアイスバーンでツルツル滑る、、
写真の前のクルマが慣れてないのか、ブレーキばっか踏んでフラフラ
滑ってるので、怖くて車間が詰められない、、


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頂上まで登り詰め、日勝トンネルを超えて十勝地方へ抜ける。

スノータイヤを履いていれば圧雪路でも基本的にグリップは効くものの、
谷カーブでの雪の吹き溜まりや、氷結部分などはかなり滑る、、

自分はプロドライバーじゃないけど、オッサンだし通勤で毎日運転するので
ベテランの部類に入ると思うが、これ雪道に慣れない人はかなり怖いと思う、、


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日勝峠展望台にて小休止。 雪深いので誰も駐車スペースに居なかったが、
雪の十勝平野を一望したいがばかりに、雪斜面化した階段を登ってゆく、、

登ったはいいが、下るときは滑って柵にしがみつきながら漸く降りた、、
どこまでもアホな自分。


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しかし苦労して登った甲斐があり、とにかく広くてデカい十勝平野の
大パノラマに圧倒された。 写真じゃちょっとショボいけど、、、

十勝側は急な下り坂と大カーブで一気に下り、アクセルを踏み込まなくても
良い分、スリップのリスクは減り、道幅も広いので案外楽に下れた。

通過してしまえば、まあ大した事は無かったなとタカを括ったものの、
翌日のニュースで日勝峠で重大事故が発生したとの報道を聞き、
改めて冬の日勝峠の難易度の高さを痛感した、、



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続いて翌日は帯広より国道273号線の三国峠を抜けて層雲峡へ、、

日勝峠を経験した今となっては、もう怖いものは無いと思ったが、
糠平湖の辺りまでは時折晴れ間も出ていたのに、三国峠が近づくにつれ
吹雪となり、凍結路面に加えて風にも煽られる最悪のコンディション、、


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冒険せずに引き返す事も検討したが、連休中の為に割と交通量が多く、
レコードラインがしっかりしていたので、様子を見ながら峠へと走らせる。

運転に集中していたので風景を眺める余裕など無かったが、写真を撮って
くれていた同行者に感謝する、、


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圧雪部分はグリップするので問題は無いが、時折シャーベット状に
なっている部分は氷の上に水が浮いている様な状態で非常に危険、、

この辺りからは天気が良ければ、雄大な大雪山系が望めた筈なのに
とても残念。 夏に再トライしたい。


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三国峠の頂上、三国トンネルに到達。 入り口の半分が吹き付ける
雪で埋もれていて狭くなっており、対向車を確認する為に一時停止。

トンネルを抜けて上川地方に入ってからは更に猛吹雪となり、
写真を撮るのが面倒になった同行者が動画を撮ったのでアップします、、


(音が出ます)



氷結路面と強風のせいでズルズル滑ってる、、

音を聞くと解りやすいが、アクセルを軽く当てながら路面の状況を
確認し、グリップしている部分でシフトダウンしているのがわかる。

こういう路面では急ハンドルや急制動は命取り。 シフトチェンジとて
スピンのきっかけになるので、制動には細心の注意を払う。

滑っている時は、あせらずに進行方向へ向けてゆっくりとハンドルを切り、
軽くアクセルを当ててやれば、やがてグリップが効き復帰できる。
真横とか向いちゃったら無理だけど、、




層雲峡の手前、国道39号線との合流付近。

スピード感がある様に見えるが、すべて制限速度内での走行。
交差点手前ではカーブが連続するのでブレーキは踏まず、
路面を確認しながらシフトダウンで減速し、一時停止の為に直線を
向いてからABSに期待して少し強めにブレーキを踏んだ。
(見通しがよく安全は確認できていた)

当然の様に最後は滑って停止してる、、、


こんな天候でも通行規制は無かったし、交通量も多かったので
冬の峠道はもっと酷い状況もあり得るものと思われる、、

この日は吹雪でも降雪量が少なかったから視界も確保できたが、
一番怖いのは大雪で地吹雪の様な状況になり立ち往生してしまうこと。

冬の峠は舐めたらイカンという教訓です、、、


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再びクマー!! [旅行・出張]


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散歩を兼ね円山動物園でシロクマ見物、、

2ヶ月前に来た時は、母クマ・ララと双子の子グマ・イコロとキロル
による愉快なシロクマ一家の様子を見物できたが、その後、ララの次の
繁殖の為に双子は帯広動物園へ移動し、替わりに双子の姉であるピリカ
が里帰りし、さらに双子の育児中に釧路動物園に隔離されていた父クマ
のデナリが女房・ララの元へと帰ってきた、、


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円山動物園へは、除雪されたアスファルトの舗道もあるが、
散歩も兼ねているので、あえて雪の多く残る円山原生林に
設けられた遊歩道で動物園に向かう、、


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人の通った足跡を伝って歩いてゆくが、近道しようとして
レコードライン?を踏み外すと雪にズボッた、、

除雪等はされていないので、膝上まで埋もれて少し焦る、、


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街中凍結の札幌では、春はまだ遠い事の様に感じられるが、
木の根元の雪がまるく融け始めている様子がみられ、
雪解けが近いことを伺わせる。


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入園してシロクマ館へ向かうと、手前の飼場にピリカがいた。

ピリカが産まれた4年前には、愛くるしい顔立ちにちょっとした
ブームとなったらしいが、なるほど、噂通りの美少女だった、、


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ピリカを眺めていると、時折立ち上がって吠えるような
仕草をみせる。


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ピリカの視線の先には自らが幼少期を過ごしたララの飼場。

そして、大好きなお母さんの姿が見える。
今すぐにでもララの元に行きたいという仕草だろうか、、


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一方のララは、そんな娘の気持ちを知ってか知らでか
娘に一瞥をくれるだけで同じ所を行ったり来たりしている。

いまだに居なくなった双子を探しているのか、
それとも帰ってきた亭主がウザいのか、、、


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こちらは亭主のデナリ。

渡世人の様な顔つきで風格十分だが、子育てに忙しかった
女房に構ってもらえず、ちと寂しそう、、


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どっしりと動かないデナリだが、たまに行き交うララの前に
立ち塞がる様に近寄ろうとするが、、、


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ララに逃げられる、、


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チッと舌打ちをする様に不貞腐れるデナリ、、

デナリ君。 私は君の味方だよ、、


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そんな両親の姿を垣間見ながら、ピリカはお客さんに
愛嬌を振りまいておりました、、、


もちろん、実際にクマがどう思ってるかなんて
わからないので、勝手な妄想なのですが、、
再びクマー!!の話でした、、


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羽田〜千歳の機窓とJGC入会 [飛行機]

相変わらずのネタ切れ状態につき、
困った時の飛行機ネタ、、

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最近よく出張している札幌(3日前よりまた滞在中)へ
向かうJAL機からの空撮写真、、

羽田から千歳までは東北地方を縦断する様に北上するので、
東北の街や山並みが機上より見渡せる。


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羽田を離陸し、シートベルト着用サインが消えてから撮影開始、、

普段なら江戸川上空あたりでサインが消えるが、この日は揺れが強く、
守谷付近で解禁、、眼下に筑波山が見えた。

成田空港とか利根川とか見えていたのに、写真に収められず残念、、


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栃木県に入ると、自動車のオーバル・コースが見えてくる。

モニター上の飛行位置などから「ツインリンクもてぎ」だろう
と直感したが、付近に同じようなオーバル・コースが4つもあり、
一通り写真に収めて、コースの形状や付近の地形などから
この写真が「ツインリンクもてぎ」であることが判明、、

ちなみに他のコースは日産の茂木試験場と日野自動車の試験場、
日本自動車研究所の城里試験場だった、、


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郡山市上空。 中央左手に新幹線の郡山駅、右手はJRの郡山工場、
上に見える川は阿武隈川。

宇都宮を過ぎたあたりから、東北新幹線や東北自動車道に沿って
飛行するが、割と東北方面への出張も多かったので、新幹線や
東北道を利用した事も多く、見ていて楽しい、、

新幹線はトンネルが多いけど、街が近づくと姿を現し、
300キロで走っている筈の新幹線を追い抜くのは気分がいい、、
(正確に言うと止まってる様に見える、、)


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続いて福島駅周辺。 右手が駅で、左手には信夫山が見える。
郡山同様、上に阿武隈川が見え、その下には福島競馬場が見える。

この辺りはシートモニターが無くても、上空からすぐに福島だと解る。

その後は蔵王の上空を飛んでいる筈なのだが、どれが蔵王のお釜か
見つけられなかった、、たぶん日本海側か飛行機の真下だろう。


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山形と宮城はまた今度にして、飛行機は盛岡上空に入り、
眼下に複数の火口が印象的な岩手山が見えてくる。

宮城を過ぎて岩手県に入ったあたりから平野部でも雪景色になり、
おそらく岩手から北は春まで融けない根雪になっているのだと思う。


P1060550.JPG

青森県に入って、八戸市上空。

八戸港と八戸飛行場が見えるが、機上から見た時は三沢空港
だと思っていた、、地図で照合して八戸である事が判明、、


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津軽海峡付近より新千歳アプローチのため降下を開始し、
苫小牧付近で北海道へ上陸。 写真は苫小牧港。

今回の写真の殆どは2月に搭乗した時のもので、この時は
進行方向右側の席だったので太平洋側の風景だったが、
この写真のみ3日前の搭乗時で左側の風景。 

この辺で電子機器使用禁止のアナウンスがあり、撮影終了、、


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そんなこんなで新千歳空港に到着、、

ところで、この2月の搭乗からめでたくJGC会員に昇格した、、
去年からJALの経営危機問題が取り上げられる度に、ANAに
乗り換えようと考えたもんだが、こうなるとJALでいいやと思う、、

まだまだ飛行機に乗る機会は多そうだから、空港等で受けられる
プライオリティを維持できる様になったのはありがたい。


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JALから送られてきたJGC会員用のバゲージタグ。
革製で裏には会員名が刻印されており、嬉しがりの自分は、
早速、旅行用のキャリーケースに取り付けた、、、

JGCの入会条件は、年間50回搭乗か5万ポイント獲得なので、
Domなら月2回の出張+年1回の旅行、IntならNY4往復くらいが
条件クリアの目安だと思うけど、個人旅行だけで年間そんなに
乗る人は「兼高かおる」ぐらいで、そうそう居ないだろうから、
つまり、JGCは使いっ走りビジネスマンの認定証ということで、、、


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9年振りのMac買い替え [Mac]


今月まだ2回しか更新していない事に気付き、
ネタは無いけど無理やり更新、、


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んなわけで、既に2ヶ月前の話だけど、
出張用のノートを買い替えた。
それも出張先で、、

きっかけは9年前より愛用していたiBookが
さすがに遅くて使えなくなって来た為。


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例えば、普段なら30分もあればできる書類の作成に
2時間も費やしたり、メールのやりとりもファイルが
大きくなると受信するだけで30分もかかる事もあった、、

ブログの更新や閲覧など、写真の多いページを開こうもんなら
iPhoneアプリ起動してサッカーゲーム1試合できる程だった、、


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更には、ブログ記事を作成してアップする直前に
ソネブロが固まり、記事を書き直す頻度も増えた、、

出張先だが衝動的にアップルストアに駆け込み、
MacBook Proを購入した、、

さっそくホテルの部屋でMacBookを開封し、
意味も無くiPhoneと並べて撮影、、


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自分にとっては、初のインテルMacとなったが、
インテルチップを搭載した事によって、Mac OSの
ブートキャンプという機能を使ってウインドウズを
起動させる事が出来る様になった。

極端に言えばウインドウズなどもはや
Macのアプリのひとつにすぎん、、

ところで、本体にも外箱にもWin機でお馴染みの
インテル・ステッカーは見当たらない。

まあ、そんなもん貼ってあろうもんなら
速攻で剥がすけど、、


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ボタンの無いマルチトラックパッド。

iPhoneの様にタッチで操作が行えるが、
これに慣れるとマウスとキーボードを行ったり来たり
する動作が面倒に感じられる様になる、、、


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電源コネクタは差し込みではなく、マグネット式。

もしコードに足を引っかけたりしてもコネクタが
すぐに外れ、本体を落下させない為の配慮だとか。


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側面にはSDカードスロットが標準で設けられた。

写真の取り込みなどにカードリーダーを持ち歩いて
いたので、これは嬉しい装備、、


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9年使ったiBookと並べて、ほぼ同時に電源投入、、


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言うまでもなく、めちゃ起動が速い、、
そりゃ9年前の機種と比べりゃ当然か、、

しかしiBookも、出張先や出先に持ち歩いて
かなり酷使したが、よくぞこれといったトラブルもなく
9年間使用に耐えてくれました、、


というわけで、特に目新しい内容の記事では無かったけど、
相変わらずマイノリティなMacオヤジによるほざきでした、、


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さっぽろ雪まつり2010 [旅行・出張]


1ヶ月振りに札幌へ行ったので、
遅ればせながら雪まつりネタ、、

最高気温が氷点下な日々の2月の札幌で
お楽しみといえば雪まつり。

お馴染みの大通公園に並ぶ雪像を観に行った。


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いきなりデカイ、ちびまるこちゃん、、、
しかも、まるちゃんだけがひと際デカイし、、


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続いて、よくわくからんがドイツの教会。
このデカさは、もはや建築物、、


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次はハワイのイオラニ宮殿。
ブルーのライトアップが更に寒々しさを強調し、
とても常夏のハワイの建物に思えない辺りがなんとも、、


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中雪像ながら人気があった、オードリーのあの人、、

この辺の雪像は雪が降っても雪落としされてなくて、
微妙に表情が変わってしまっている、、


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夜は、すすきの会場へ氷の祭典を観に行った。
ニッカウイスキーのおっさんは、道頓堀のグリコ
くらい有名な、すすきののシンボル、、


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まだ開幕して間もなかったので製作中の雪像も
たくさんあったが、人気があったのは
「あしたのジョー」と「お台場のガンダム」と、
写真の海産物入りの「竜宮城」、、


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ふたたび大通会場へ戻って、今回の雪祭りのシンボル的
雪像だった「北の動物園」。

前回の記事で紹介した円山動物園のシロクマ親子や、
旭山動物園のペンギンなど、リアルな雪像は見応えがあった。


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こちらも人気の「あの」キャラクター、、
こんな過疎ブログだが、一応、検索に掛からぬ様に伏せとこ、、

しかし、日中よりも夜の方が雪像の表情がハッキリ見えて、
寒さに耐えられるのなら夜の見物の方がいいかも、、


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今回の雪像群の中で、自分的にNo.1だったのは、
このマイケルの雪像、、

タイムリー性もさることながら、リアルなポーズも
格好よくて、足を停めて観賞する人も多かった。


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最後は氷の広場から観たテレビ塔。
広場はクリスマスのイルミをそのまま再用していたが、
ライトアップされた氷彫刻越しのテレビ塔も
雰囲気がとても良かった。


大通公園は1丁目から12丁目まで12のブロックが
帯状に連なる公園だが、端から端までは片道1.5キロもある。

雪の中を往復3キロ歩くのも大変だし、まして極寒に耐えられるか
不安だったので、12丁目までタクシーで行き1丁目へ向かったが、
雪祭り中は北側と南側の歩道は一方通行にされていたので、
雪像を全部まわろうと思ったら、各ブロックをグルッと一周する
必要があり、単純に往復するより余計に歩く羽目になった、、、

タクシーで12丁目から攻めようと思いついた時には
我ながら賢いアイデアだと、自惚れたもんだが、、、


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今日はクマー!! [旅行・出張]


ネタ切れに付き、札幌円山動物園のシロクマ・ツインズ
の写真でごまかしときます、、

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円山動物園には2008年の12月に産まれた双子のシロクマがいる。

JALとか狸小路商店街のキャンペーンで双子の存在を知り、
ちょうど1歳の誕生日を迎えた12月の中旬に散歩がてら
観に行った、、

まだ1歳とはいえ、ホッキョクグマはやはりでかくて、
最初に観た時はどれが親だか子供だか区別がつかなかった、、

しかし、並んでみると親クマに比べてひとまわり小さい。


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んで、12月の時はまだ雪も少なかったので、どうせなら
雪の中のシロクマを観てみたいと思い、1月の某日に
北海道神宮へ初詣した帰りに円山動物園を再訪した、、


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約1ヶ月振りに観た子グマは更に大きくなっていた。

いきなり母親の見守る中、双子の子グマによる壮絶な
バトルが繰り広げられていた、、迫力満点。


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この双子、1頭は「イコロ」くんで、もう1頭は「キロル」くん。
もちろん自分には区別はつけられない、、


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闘っている、と言うよりはじゃれ合ってる様にも見えるが、
決まり手はしっかりと相手の急所に噛み付いているので、
こうやって狩りの訓練をしているのだろう、、


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ひとしきり兄弟でバトった後は、母親クマに甘え出した、、

因にこの双子の母クマの名は「ララ」といい、旭山動物園の
「ルル」とやはり双子の姉妹との事。


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最も親子関係がハッキリするシーン。

こんな図体なのに、1歳じゃまだ子グマなんだな、、


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おや、遊び疲れて寝ちまったのかい、、
母クマ「ララ」の優しそうな表情が印象的。


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しかし、この双子たちが母に甘えられるのもあと数日。

ララの次の繁殖計画の為に、双子たちは2月の中旬頃に
帯広動物園に旅立つそうだ。


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帯広では兄弟一緒に暮らすそうだが、それもつかの間で、
近いうちに海外の動物園に転籍する計画らしい。

野生のシロクマは2年くらいは母と兄弟で過ごすらしいが、
ホッキョクグマは絶滅危惧種に指定されているので、
種の保存を優先するのは、仕方の無い事か、、、

と、いうわけで今日はクマー!!の話でした、、


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ロディ・フレイム@東京ミッドタウン [音楽・読書]

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元アズテックカメラのロディフレイムを観に、
ミッドタウンにある Billboard Live-Tokyoへ。


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スコットランドはグラスゴー出身のアズテックカメラといえば、
"ネオ・アコースティック"とジャンル分けされたパイオニアで、
自称 "ギターポップ中年"の自分のアイドル的存在、、、

そのアズテックカメラの中心人物がロディフレイム。





17歳で鮮烈デビューを果たしたロディも今や45歳、、
それなりの風貌になったものの、歌声は衰えを知らず。

たった1本のギターとヴォーカルだけで、こんなに退屈
しなかったライヴはあまり記憶に無い、、


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ビルボードライブには初めて来たけど、しっかりと食事も出来て
(ハッシュドビーフとフォカッチャは美味かった、、)
ディナー・ショーの様な雰囲気ではあるが、出演アーティストの
ラインナップが錚々たるメンバーで、週末はビーチボーイズらしい、、





観客は若かりし頃のロディの瑞々しいギターポップを聴きながら
青春時代を過ごしたであろう、自分と同年代の輩が多く、
とても居心地が良い。


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ステージは背後がガラス張りになっており、赤坂方面の
夜景を望みながらライヴが楽しめる。

ミッドタウンのスケートリンクをバックに聴く
「Walk out to winter」は感動もの、、

暫くは自分の中で80年代UK週間、、


今日の1枚:high land, hard rain/Aztec Camera

アズテックカメラのデビュー作にして、唯一無二の
ネオアコ金字塔である名盤。 

最初の3曲でノックアウトされます、、

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"postcard from Scotland says it's still raining hard in the highland"

懐かしのフリッパーズ・ギターの名曲、
「Goodbye, our Pastels badges」の一節。

Postcardとはアズテックカメラが在籍したレーベル名。
紛れも無い彼らによるフォロワー宣言、、

そういやオザケンが復活ライヴをするらしい、、




iTunes Store
http://itunes.apple.com/jp/album/high-land-hard-rain/id121064828

Amazon
ハイ・ランド、ハード・レイン


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